本プログラムの考え方(必ずお読み下さい)
あぶくまエヌエスネットでは、設立当初から30年近くの間、子どもたちに里山の暮らしに基づいた体験教育を提供してきました。
1995年を迎えるころには、要望を受けて首都圏からも多くの子どもを迎えるようになりました。
2011年の東日本大震災と原発事故のあとは、福島県内の子どもたちに真摯に向き合い、全国の自然学校ネットワークを駆使して、「ふくしまキッズ」宿泊型の自然体験をできる場所を提供することに尽力してきました。5年間の活動期間に参加した子ども達は8000人を超えました。
参加した子ども達は多様な体験から凛とした心豊かな成長を遂げています。
震災から8年の時間が経過した今は、体験教育活動をとおして自主性、協調性などの生きる上で必要な力を養うこと、本来の目的に添った活動を具現化しています。
ぽんた山には、自由に駆け回ることができる山、野原、小川があります。自由に使うことができる網や虫かごや、ノコギリや金づちや木材が置いてあります。子どもたちは夢中で遊びながら、何をどうしたら楽しむことができるのかを自分で考えます。そして、考えたことを実行し、成功したり失敗したりします。また動物「山羊、鶏、ラブラドールの犬」の世話もします。
ぽんた山元気楽校のプログラムでは大人スタッフが子どもに手取り足取り教えることや、子どもの行動を細かく管理することはしません。スタッフは、子どもたちに寄り添いながら、必要最低限の安全管理と、子どもたち自身の気づきや学びを引き出すことに力を注ぎます。寄り添いながら、人、自然、社会が「共に暮らす」うえで大切なことのエッセンスを提案していきます。
ぽんた元気楽校山には、新しい友達や大人との出会いがあります。初めて会う子どもとあいさつをし、言葉を交わし、一緒に遊び、共に過ごします。そうしたなかで、どうしたら他の人と楽しく過ごせるのか、何をしたら良くないのか、自分の気持ちを伝えること、相手の気持ちを想像することを体験しながら学んでいきます。コミュニケーション力も養われます。人としての大切な学びや気づきが凝縮しているのです。そんなぽんた山元気楽校プログラムにどうぞ参加頂ければと思っています。お待ちしています。
また参加するにあたって、活動の趣旨にご賛同・ご理解の上、ご参加いただけたら幸いです。
なお、当プログラムにおいてスタッフ一同万全を尽くしますが、万が一の事故・けが・病気などにおいて責任を負いかねます。ご了承のうえ、お申込みください。
よろしくお願いいたします。
代表 進士 徹(ぽんた)