あぶくまエヌエスネットの安全管理体制について
あぶくまエヌエスネットの安全への取組み
安全対策についての考え方
あぶくまエヌエスネットでは体験活動の実施に際し、日々安全への配慮を行い、様々な対策を行っています。
体験活動は、近年はゲリラ豪雨、巨大化する台風など不測の事故が起きています。その危険を十分に理解しつつ、学校や家庭では実施が難しい体験の経験を積んでゆく重要性に参加者が気付き、私たちがそのことを伝えることは重要であると考えております。
安全対策を徹底し、危険度を抑えつつ、無理がなくしかもプログラムの質の向上につながる努力をしています。活動に参加される際には、その点をご理解いただき、参加くださいますようにお願いいたします。
安全教育
(1)安全教育の徹底(子ども達)
体験活動では、「参加者の安全は参加者自身が守る」という意識が基本です。
スタッフが必要な安全対策をし、プログラムを進行するのはもちろんのことです。活動を始める前に、子ども達とスタッフがこれからの活動の危険についての話をする「セーフティートーク」の実施。子ども自身が主体的に「安全」に取り組めるような場を作ることで、事故を未然に防ぐ努力をしています。
また、活動中は以下の6つのチェックを繰り返しおこなっています。
1、無理のないプログラム進行
2、手洗いうがいの徹底
3、帽子の着用
4、水分補給
5、体調の管理
6、食事指導
(2)安全教育の徹底(指導者)
- 全てのスタッフ、ボランティアに対しての安全教育(普通救急法講習の受講、事前ミーティング、危険箇所の伝達、危険予知トレーニング、けがなど事例の共有等)を徹底しています。
- 非常事態が発生した場合に備え、様々な状況を想定したマニュアル(連絡体制の把握、緊急時対応等)を整備し、スタッフ参加のもとでトレーニングを行っています。
(3)活動場所の安全確認と環境整備
活動場所の把握は、安全な活動をおこなう為にとても重要です。
下見の徹底実施。活動場所の整備や周辺の緊急連絡先の把握、悪天候時、活動の安全対策を実施しています。
(4)食の安全
「食の安全」にこだわりがあります。所有の農地で収穫したお米、野菜はすべて無化学肥料、独自の土づくり、発酵堆肥を使用した安心安全、放射能モニタリングをクリアした食材を使用しています。お味噌も手作りです。温かい食事を提供にこころがけています。
(5)関係団体と連携した安全への取り組み
全国の様々な野外活動団体・グループ(現在約560団体)が協力して展開している、
「SAFETY OUTDOOR」キャンペーンに参加協力しています。
最後に・・・
あぶくまエヌエスネットは2011年の東日本大震災・原発事故後、福島の子どもたちの命を守る活動を実施してきました。かけがえのない貴重な経験となりました。上記に上げた一つが欠けても行けません。常に進化する意識を高く維持してまいります。
全国のアウトドア・自然学校ネットワーク内で行われる学習会、講習会などに積極的に参加しています。あぶくまエヌエスネットの多岐に渡る活動では、食中毒に関する知識、衛生問題などさまざまなリスクマネジメントが求められます。必要な許認可を得るのは勿論です。スタッフミーティングと意思疎通、共通理解していることの確認を毎日行うなど、様々な課題を全スタッフ間で共有することを心掛けています。見えないリスクに対する意識の向上を図っています。経験を重ねてこそ、生まれる独自の安全対策を作り上げ、その能力を維持できるよう努めて参ります。
(最後に)あぶくまエヌエスネットが加盟しているネットワーク「子どもが自然と遊ぶ楽しい校ネット・日本アウトドアネットワーク・日本エコツーリズムセンター・都市農山村漁村活性化機構など」は、資格の有無に関わらず、私たちの活動分野スキルをお互いに高め合うための大切な、大切なネットワークです。